ザヒューマンでは、いろいろな角度から現代におけるタイムリーな話題を提供
2013年 08月 21日
ザヒューマンでは、いろいろな角度から現代におけるタイムリーな話題を提供してくれますが、最近読んだなかで印象的だったのが、モラルハラスメントに関する記事でした。モラルハラスメントという言葉は聞きなれない言葉ですが、これはフランスの精神科医であるマリー=フランス・イルゴイエンヌ博士が初めて使ったと言われています。イルゴイエンヌ博士の定義によると、モラルハラスメントは、「言葉や態度、身振りや文書などによって、働く人の人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせて、その人間が、職場を辞めざるを得ない状況に追い込んだり、職場の雰囲気を悪くさせること」とされています。職場のモラル・ハラスメントは、静かにに行われる精神的ないじめや嫌がらせです。はたからみると指導などの形態で行われるのがモラルハラスメントですが、周囲はもちろん、言われている本人も、それがハラスメントであるとは思わず、本人自身が悪いと感じていることがあります。そのため、なかなか問題として表面化してこないところが、このモラルハラスメントのやっかいなところです。海外ではモラルハラスメントに対する法律も整備されているようですが、日本ではこれからになりそうですね。
ザヒューマン:0665362529
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by humanbook
| 2013-08-21 16:17